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北山 道子 

 

渋谷幕張高等学校卒業後、単身渡米。ノース・カロライナ大学演劇学部卒業後、オハイオ大学大学院のプロダクション・デザイン学科を卒業。ニューヨークで、トニー賞受賞衣装デザイナー、マーティン・パクロディナズ氏の元で修行。その後、ポール・タズウェル氏やドナ・グラナタ氏等の、著名デザイナーのアシスタントとして多くのショーに携わり、また自分自身の衣装デザインを手がける。卒業制作のWoyzickの衣装デザインは、世界的演劇デザインコンベンションPrague Quadrennialで展示された。

2012年に、東北大震災で破壊的ダメージを受けた大槌町に向かい、町長をはじめ、多くの町民にインタビューを行う。それをもとに、ピューリッツァー賞受賞脚本家のニロ・クルーズ氏と、ドキュドラマTSUNAMIを書き、プロデュースする。2015年の、マイアミでのプレミアでは、デザインも務めた。ドキュメンタリーが、どのようにして抽象的なデザインに変化していったか、その過程は、2017年の台北World Stage Design、また2019年のPrague Quadrennialでも発表された。

現在、フロリダ州マイアミ大学演劇学科、准教授。演劇が、デザインを基に発想できるかを研究している。